2022.03.11 発売商品
2005年に初版が発売された2人用名作ゲーム「フィヨルド」が4人まで遊べるように調整された新版で登場。
3〜4人で遊べるようにタイルの構成やルールに調整が加えられていますが、2005年発売の2人用旧版と同じルールで遊ぶこともできます。
前半で地形タイルを共通の場に矛盾がないように配置してフィヨルド状の地形を広げつつ拠点を確保し、後半でその拠点から陣地を広げてより多くの領土を確保していきます。
■前半:探索フェイズ
1人ずつ時計回りに、4枚の候補の中から1枚選んで、共通の場に地形の矛盾がないように配置していきます。
タイルを配置したあと、後半のバイキング進出の拠点となる家を置けますが、家は1人につき4個しかありません。
後半の陣取りをよく考えて設置を判断しましょう。
拠点やバイキングを置けるのは草原のみで、雪の積もった山岳や海は草原を隔てる壁となります。
この壁と入り組んだフィヨルド状の地形をうまく活用することが重要です。
■後半:進出フェイズ
前半が終わったら、1人1コマずつ、自分の拠点かバイキングに隣接している草原に手元からバイキングを配置していきます。
山岳や海洋、ライバルのコマを飛び越えての配置はできません。
盤面をよく観察し、ライバルの侵略を阻みながら自分の領土を確実に広げられそうな位置を探していきましょう。
全員がバイキングをおけるタイルがなくなった時点で、配置済みのバイキングが最も多いプレイヤーの勝利です。
■追加要素:ルーンストーン
特殊効能を持ったルーンを混ぜて遊ぶ追加ルールもあります。
ルーンは、全部で7種類。
タイル上に置いてその周囲に置かれたコマの得点を高めたり、山岳や海洋を飛び越えてバイキングを配置できたりといった特殊な効能があります。
7種類の内、好きなものを好きな組み合わせで取り入れて遊ぶことも、説明書に記載されているおすすめの組み合わせで遊ぶこともできます。
このルーンを追加することでゲームの戦略性が高まるのはもちろん、3人・4人で遊んだ際のシビアさを突破する糸口を見出すきっかけになるでしょう。
【ここがおすすめ】
後半の広がりを鑑みて地形タイルを配置する計画性と、互いの狙いを読み合いつつ土地を確保していく状況判断が試されます。
1度最後まで遊ぶと、前半でのタイルや家の置き方こそが重要だということがわかり、様々な戦略を試してみたくなるでしょう。
ルールがわかりやすく、誰でも5分程度の説明ですぐに遊べることも魅力の1つです。
削ぎ落とされたルールの中に、大人が頭を悩ませて楽しめるような駆け引きが詰まっています。
じっくり集中して遊べる大人向けとしてかなりおすすめです。
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