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バレルとフライトの繋ぎだけが役目じゃない縁の下の力持ち!シャフトの選び方

2018.11.5ダーツ知識

メインビジュアル

シャフト(Shaft)はダーツを構成するパーツの一つで、バレルとフライトを繋ぐ部分です。
主な素材はナイロンや金属ですが、他にもグラスファイバーで出来た物など様々であり、長さや重さも含めればシャフトだけでも多数の種類がある事になります。
そして、シャフトの長さや重さはダーツの飛びに影響を与えるため、マイダーツをセッティングする際には、これらは重要な要素になってきます。

シャフトの役割

シャフトの役割

ダーツにおけるシャフトの役割は、主にバレルとフライトの「繋ぎ」ですが、それ以外にも材質や長さを活かしたダーツ全体のバランスや、フライトの効果を調整する役割を兼ねています。

特に、フライトとの組み合わせはダーツの飛びを考える上で大事な部分であり、同じフライトでもシャフトの長さを変えただけで大きく飛びが変化します。

一般的に、シャフトが長ければ弧を描く様な飛びになり、シャフトが短ければ直線的に飛ぶ様になります。

シャフトとフライトの組み合せを変えるだけでもダーツの軌道は変化しますので、シャフトが長い・短いからといって、画像の様な軌道で飛ぶとは限りません。
自分に合う飛びを実現できる組み合わせを探すのは一苦労ですが、それもダーツの楽しみであり、様々な組み合わせを試してみる事もダーツ上達へとつながっていきます。

シャフトの長さによる違い

シャフトの種類(長さ)は、主にショート・インビト・ロングの三種類ですが、近年では様々な長さのシャフトが発売される様になりました。

また、シャフトの素材も一般的なナイロンだけでなく、アルミ・カーボン・チタン等が出てきた事でダーツセッティングの幅は飛躍的に増える事となり、その時のコンディションに応じたシャフトの調節がより細かく出来る様になりました。

シャフトは長さや素材の違いを含めるとかなりの種類になりますが、大きく分ける方法として、シャフトが回転するものとしないものがあります。

回転するタイプは、グルーピングの際にフライト同士がぶつかって起きる「弾かれ」を軽減するため、シャフトを回転させることで後投のダーツが弾かれるのを防ぎます。

代表的なものだとコスモダーツから発売されている「Fit Shaft」があり、フライトも専用のものが必要になります。

但し、最近はフィットシャフトの様に専用フライトが必要なシャフトで無くても回転するタイプの物が増えてきており、グルーピングが有利になるということで、回転シャフトの人気が上がってきています。

とはいえ、ダーツ初心者の方はまずダーツを投げる事に慣れるため、それほどシャフトについては神経質にならなくて良いでしょう。
むしろ自分の気に入ったデザインや色を使い、モチベーションを上げる方が良いかもしれません。

シャフトの長さによる違い

シャフトの素材

NYLON(ナイロン)

ナイロン

プラスチックの一種であり、シャフトの素材としては最も広く普及しています。
他の素材製シャフトと比べた場合、種類が特に豊富で重量も軽いため、ダーツの重心を前に持ってきたい時にオススメです。
また、グラデーションやロゴ・イラスト等がプリントされたバージョンもあり、マイダーツのドレスアップにとても便利です。

CARBON(カーボン)

カーボン

軽量で強度の強いカーボン繊維を、強化プラスチック樹脂に配合することにより作られる素材で、軽量かつ高い耐久性を発揮しています。
「軽くて丈夫」という点ではナイロンシャフトの上位互換とも言える性能ですが、その分価格が高めになってしまうのがネックとなります。
また、丈夫と言っても落とした衝撃などで折れてしまう事はありますので、扱う際は十分に注意が必要です。

ALUMINUM(アルミニウム)

アルミニウム

ナイロンやカーボンと異なる金属製のシャフトで、主にハードダーツでの使用率が高いタイプです。
金属製という事もあり、強度が非常に強く折れにくいですが、バレルとシャフトを直接取り付けると緩みやすく、スローの度に締め直しが必要になってしまう程です。
そのため、金属シャフトを使用される際は、Oリング(オーリング)と併用される事をオススメ致します。

TITANIUM(チタニウム)

チタニウム

カーボンやアルミニウム製よりも強度が強く、シャフトの中でも最高の素材と言えます。
他素材のシャフトと比べると価格がとても高く、重量もやや嵩みダーツ全体のバランスが変わる場合もある等、総じて上級者向けといえる商品と言えます。

尚、チタニウム素材の特徴として、独特の焼き色がつけられた物もあります。
他シャフトでは出ない色合いというだけでなく、1本1本で焼き色の具合が異なるのも特徴です。

材質の違いによる重量・耐久性・価格の違い

シャフトの形状

Straight(ストレート)

ストレート

最もスタンダードな形状で、セッティングした際のバランスも一番良い物になります。
ダーツを購入した際に付属しているシャフトは大抵ストレートタイプになっていますので、ダーツを始めた方が一度は使うと思われます。
シンプル故に使い勝手が良く、プロでも愛用しているプレイヤーは多く見られます。

Slim(スリム)

スリム

ノーマルタイプと比べて括れた形状になっており、それによる軽量化が特徴です。
但し、中間が細くなっている分、折れやすくなっているのでダーツに慣れてきてから試すのが良いでしょう。

Hybrid(ハイブリッド)

ハイブリッド

ハイブリッドタイプは、ノーマルタイプとスリムタイプの中間とも言えるバランスになります。
「シャフトの根元をバレルの後ろ側と一緒にグリップするが、スリムタイプだとフィーリングが悪い」という方や、「リア側をスリムより重くしたいけどノーマルよりは軽くしたい」というプレイヤーにおすすめです。

※現状ハイブリッドタイプのシャフトは「コスモダーツ」の「フィットシャフト」のみに存在する規格名称となります。

シャフトの仕様

Lock(ロック)

ロック

差し込んだフライトが回転せず、固定された状態で装着されます。
「スピン」や「サイレント」等の表記が無いシャフトは、基本的に全てロックタイプとなります。

Spin(スピン)

スピン

差し込んだフライトが回転する様になっており、後から投げたダーツが既に刺さっているダーツと衝突して起こる「弾かれ」を軽減してくれます。
画像は「フィットシャフト」のスピンタイプで、シャフトにプッシュイン方式で装着されたフライトが、溝部分に沿って回転する仕様となっています。

Silent(サイレント)

サイレント

L-style(エルスタイル)から発売されているスピンシャフトで、フィットシャフトのスピンと同様にフライトが回転するタイプですが、シャフトの溝に沿ってフライトを回転させていたフィットシャフトと異なり、こちらはシャフト自体に回転機構が仕込まれているのが特徴です。

その他メーカー独自のシャフト

アルミスピンシャフト

アルミスピンシャフト

フィットシャフトやラロサイレントと同じスピンタイプのシャフトですが、シャフト全体が金属製のため、耐久性が高く折れにくいコストパフォーマンスに優れてたシャフトと言えます。
金属製という事もあってナイロン製のシャフトと比べると重量があるので、後方重心ダーツ全体を後方重心にしたい方にもオススメです。

Spin(スピン)

スピン

前述のナイロン製スピンシャフトと、金属製スピンシャフトを合わせたようなタイプで、シャフト先端がアルミ等の金属製で出来ており、それ以外はナイロン製となっています。
シャフト全体が金属製だと重量が気になる…という方にオススメです。

Slick Stick(スリックスティック)

スリックスティック

非常に独特な形状をしたシャフトで、裁縫針のようにフライトを穴に通して広げ、挟み込んで固定するタイプのシャフトです。
十字の切れ込みに入れるシャフトよりもフライトが非常にセットしやすく、大会中等でもストレス無くフライトの付け替えが可能です。

Micro Shaft(マイクロシャフト)

マイクロシャフト

全てのシャフトの中でもダントツに短いタイプで、殆どシャフトの先端にネジ山を付けたような形状です。
ダーツのバランスが今までと全く異なる形で仕上がりますので、試してみると以外な発見があるかもしれません。

シャフトの選び方

シャフトの長さはダーツの飛びに影響を与えるため、より自分に有効なセッティングを考える場合には重要な部分となります。
シャフトが長いほど弧を描くような軌道で飛ぶと言われていますが、これは組み合わせるフライトとの相性で千別万化します。

フライトとの相性とは別に考えた場合、シャフトを選ぶ基準として挙げられるのは「短いバレルに長さを持たせるため」や「重心位置を変えるため」等です。

ダーツ全体のバランス取り、フライトとの組み合わせによる飛びの変化等を考慮するとシャフト選びはとても奥が深く見えてきます。
その分、ダーツを投げるのが上手くなる程、セッティングの変化による飛びの変化を感じることができて面白くなってくるでしょう。

初心者の方
初心者の方は、まず「ダーツを投げる」という事に慣れるのが目標です。
その為、シャフトはロングやインビト等、比較的長い物を選び、飛びが安定するように練習する様にすると良いでしょう。
短いシャフトの場合はダーツを安定して飛ばす事が難しいため、とにかく的に当たるようにする事が第一です。

慣れてきたら
ダーツを投げる事にも慣れて、ある程度自分の理想とする飛びが見えてきたら、シャフトの長さを様々に調整してみましょう。
自分のイメージする軌道が「真っ直ぐ」という場合は短めのシャフトを使い、浮力を抑え目にする事で、比較的真っ直ぐな軌道で飛ばす事ができます。
短いシャフトを使うことで重心が前気味になり、スローした際にダーツがブレにくくなるので、直線的な飛びへと変化します。

シャフトの選び方

ダーツをプレイ中、ボードへ刺さった衝撃でフライトが外れたり、シャフトが緩んできた…という事に対してイライラしたり、お悩みを持たれる方も多いのではないでしょうか。
そこで、シャフトに併用する事でそれらの問題を解決、或いは軽減できる便利アイテムをご紹介致します!

シャフトリング
通常のシャフトは、フライトを差し込む為に先端に十字の切れ込みが入っています。
シャフトリングは、そのフライト挿入部分を圧迫する事で押さえつけ、フライトを外れにくくする物です。

しかし、シャフトリングを用いる事でフライトがあまり奥まで入っていかず、しかもフライトが外れた際にシャフトリングも一緒に飛んでいってしまい、小さいパーツなので見つからない…という事も起こりがちです。

そこで考えられたのが、フライト側に穴を開け、シャフトリングを通してからシャフトに装着する方法です。
そうする事でシャフトリングに邪魔される事なく奥までフライトを差し込む事ができる様になりました。
また、衝撃でフライトが外れてしまった際も、シャフトリングはフライトが四方向から抑えているため、単独で飛んでいってしまう事も起こりにくくなりました。
最初は穴あけの用意な紙フライトのみが対応していましたが、次第に一体成型タイプのフライトにも、メーカー側で事前に穴を空けたタイプが発売されるようになってきました。

フライトの穴

オーリング
ダーツをプレイしていると、衝撃によるフライトの外れの他にも、シャフトの緩みも気になってくるかと思います。
特に金属製のシャフトを使用している場合、一投ごとにシャフトを締め直す必要が出てくることもあり、快適なプレイはまず望めません。

そこで登場するのがO-RING(オーリング)です。
これは小さなゴム製の輪(リング)で、シャフトのねじ山に装着して使用します。
使用はとても簡単で、リングをねじ山の奥まで入れた後、シャフトをいつも通りバレルに装着するだけです。
といってもオーリングはとても小さいので、装着するのは中々面倒と思われる方も多いようです。
その場合は、専用のツールの使用をオススメ致します。

使い方は簡単で、ツールの凹をシャフトのねじ山に被せて、ツール側からオーリングをグリグリと移動させるだけ!
予備のオーリングを纏めておく事もできますので、オーリング使用をお考えの方は是非ご一緒に!!

オーリング
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